百々の飯碗

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とある本で、ある漆塗師の作家さんちのワンコ、ゴールデンレトリバーの玉ちゃんの飯碗の写真をみて「ももにもこんなステキな飯碗がほしいなぁ」っていう思いが募り、無謀にも「百々の飯碗」を作ってほしいとお手紙を書いたことがはじまりでした。
でもお手紙を出した時点で、お忙しい方だし、ワンコの飯碗なんて無理だろうなぁ…と半分くらい思っていました。
だから少ししてから「いいですよ。作りますよ。ちょっと待っててください」とお返事を頂いてびっくり!小踊りしました。
でもそんなお手紙を頂いたころ、玉ちゃんが命を全うしたのだというお話を聞き、私がステキだと思った玉ちゃんの飯椀も、玉ちゃんと一緒にお山に埋めてあげたんですよ…と伺いました。

それからしばらくして、玉ちゃんちにスタンダードプードルの種ちゃんがやって来て、その種ちゃんの飯碗といっしょにもものも作ってくださいました。
種ちゃんは「遊んで!遊んで!」ってアピールする元気なワンコだったようです。
奥さまの本の出版記念の展覧会でお会いした時、種ちゃんの色んなエピソードを伺ったり、もものコトを聞いて頂いたり、楽しいワンコ話しに花を咲かせました。
なので会ったことのない種ちゃんですがとても親近感を持って、いつもももの飯碗を洗うたびに「どうしているかしら。元気かな?」って思っていました。

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去年の11月、作家さんご夫妻の「犬から、いただいたもの」というブログを読んで種ちゃんの病気のコトを知りました。
病名を見て深刻な病気だということがわかりました。まだ3歳くらいなのに…。
悲しかった…。
12月の展覧会で作家さんにお目にかかった時も種ちゃんの様子を伺いました。
ももの飯碗を見るたびに種ちゃんどうしてるだろう…って思っていました。

今月のブログ「柚子のかおり」の文末に種ちゃんが亡くなったことが書かれていました。ご家族の、特に奥さまのキモチを考えると胸が締めつけられる想いです。

きっと美味しいものを食べて大好きなお母さんの側にずっといたのでしょう。
会いたかったな…種ちゃん。お空の上でもたくさん遊んでね…。

“百々の飯碗” へのコメント

  1. ruriiro より:

    胸が痛くなりました・・・。
    まだ3歳・・・。
    私も小学生のとき暮らしていたプッチーという子が、若くして天国へ旅立ち、幼いながらも早すぎると悲しかったことを思い出しました。
    お別れは必ずくるのだし、人間だってそれがいつどんなかたちでやってくるのかわからないけれど、辛いですよね、だからこそ、一日一日を大切な家族と一緒に過ごしたいと思いました。

    飯椀、素敵ですね。
    ももちゃんに飯椀の雰囲気がとても似合っています^^
    ももははさん、ももちゃんは、カリカリとブロッコリーとささみ?ですか?
    花子は最近カリカリだけですけれど、お野菜とかいれてあげようかなと思っています。
    お野菜はどんなものを食べさせていますか?

    • ももハハ より:

      どこのお家でもペットはいつの間にか家族の一員で
      いなくなるというコトは悲しくて寂しいですネ。
      今も飯碗を使うたびに種ちゃんを想っています。
      何でもないももとの日常も大切にしないといけませんネ。
      飯碗も大切に使わせて頂こうと改めて思いました。

      ももはいつもある時だけのトッピングです。
      これは前日私たちが食べたマグロのお刺身を湯通ししたモノ
      ブロッコリーは塩なしで茹でたモノです。
      ももは肉系(鶏肉も)食べたコトがありません。
      基本カリカリ(低アレルゲンフード)フィッシュポテトで肉は
      入っていません。
      野菜はブロッコリー、キャベツで時々大根やかぶの茹でた
      モノくらいです。どれも喜んで食べています。
      きっとお肉食べたらあまりに美味しくてびっくりするでしょうネ。

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