ワタシ世代は、健さんと言えば任侠映画より角川映画「野生の証明」や「南極物語」
「野生の証明」の「男はタフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」というコピーが健さんと重なります。
「ブラックレイン」もとてもステキでした。
ワタシの大好きな松田優作さんも出演されていたので、お気に入りの映画です。
以前勤めていた職場の慰安旅行で香港に行きました。
ずいぶん昔、バブルの頃です。
ホテルのロビーで同僚が「今、高倉健さんいたで」と教えてくれました。
ミーハーなワタシと後輩が「エ!ドコドコ?」とその辺をキョロキョロ探しましたが「さっき外に出て行きはったで」と聞いてワタシたちも外まで探しに行きました。
するとホテルの前の歩道に健さんを発見!
後輩と走って近づき「健さん!ファンです!握手してください!」といきなり話しかけました。
すると健さんの横にいたヒト(御付きの方でしょうか)に「あぁ〜ダメダメ、ダメだよ!」と止められました。
ダメかぁ…と諦めかけた時、健さんが振り向いて「握手?握手でイイの?握手くらいお安い御用ダヨ」と笑顔で握手してくださいました。
優しくて暖かい笑顔と柔らかい手でした。
最近、ニンニク畑でのCMを観て「健さんがCM出てる。イイ演技ダナァ」って思っていたトコなのに…。
また昭和の名優が逝ってしまわれました。
寂しいです。
“昭和の名優” へのコメント
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高倉健さんがひっそりと亡くなって
いたのを知りびっくりしたのですが、それよりびっくりしたのは、
よく考えたら私、健さんの映画を一度も見たことなかったのです。
ですから高倉健という偉大な人がいたという漠然とした喪失感を
感じているだけなのです。
握手していただけたなんて、
貴重な体験よかったですね。
握手くらいお安い御用だなんで
なんて爽やかなんでしょう。
九州男子の鑑ですね。
これから先、名優と言われる方が
次々亡くなっていったら、
日本の芸能はどうなるんだろうか、
とふと思いました。
そうなんですネ。
ワタシの親世代はやっぱり任侠映画のカッコイイ健さんなんだと思います。
「ブラックレイン」の健さんは英語も喋られてカッコイイなぁ〜って思いましたヨ。
悪役でしたが、松田優作さんの演技もスゴイ!
日本人で革のトレンチコートが似合う優作さんもカッコ良かった。
若気の至りで、走り寄って握手してくれだなんて失礼極まりないのですが、嫌な顔一つせず応じてくださったコトがとても良い思い出となりました。
今若い俳優さんもステキな方がいらっしゃるから大丈夫だとは思いますが、健さんみたいな方はもう出てこないような気がしますネ。
「ジブン、不器用ですから…」なんてセリフの似合う方。