モノコト

日々のものこと

ワタシのおひなさま

image立春を迎えたので、お雛さまを飾りました。
今年購入したお初のおひなさまです。

ワタシの初節句にお祝いしてもらったお雛さまや汐汲み人形は、実家を整理した時に処分してしまいました。
というのも、その時は考えるヒマもなくバタバタしていて、お雛さまのコトなどすっかり忘れていたのです。
今となってはちゃん取っておいてもらえばヨカッた…ととても後悔しています。
お雛さまは京都の祖母が贈ってくれた、小さいながらも京木目込みで三人官女、五人囃子、右大臣左大臣までいるカワイイモノでした。

それから毎年この季節が来ると「お雛さん飾りたいなぁ…」とずっと思っていました。
でもピン!と来る我が家にぴったりのお雛さまがなかなか見つかりません。
で、先日とあるデパートの一角で出雲から来たとおっしゃる職人さんがこのお雛さまを紹介されていました。
椿の木で作られたおひなさま、出雲の吉やさんのモノ。
シンプルで皮を残して削ってあるそのカタチが、ステキです。imageとても小さいんです。
なのにキチンとお顔に表情があって…。
黒柿で作ったモノは高価でしたが、椿のモノだとワタシでも買えました。
職人さんがおっしゃるには、白い木肌は時間が経つにつれ、アメ色になるそうです。

でも、付属品の赤い毛氈(もうせん)がどうしてもしっくりきません。
そこで我が家にあったtassさんのティーマットにのせてみました。
そしたらなかなかイイ感じです。
tassさんはスウェーデンで織りを学ばれた作家さん。
この模様もガチョウの目(バーズ アイ)なのです。
スウェーデンの織物とおひなさま、なかなかイイ!

お菓子も雛あられではなく、フールポッシュ。
フランスのお干菓子みたいなモノでしょうか。
お花はケイオウザクラです。

大人になってこんな風におひなさまを飾れるなんて…チョット楽しいです。


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